（2022年7月7日　サピエ研修会）

図書館の障害者サービスとサピエの活用

日本図書館協会障害者サービス委員会、埼玉県立久喜図書館 佐藤聖一
１　障害者と図書館
（１）障害者は情報障害者
　　① そもそも障害者が使える形の資料が販売されていない
　　② 情報機器が使えない、使いにくい → アクセシビリティーの問題
　　③ 仮によい資料や機器があっても購入できない → 経済的な問題
（２）障害者からの依頼がない、要求がない？
　　① 障害者は、図書館でいろいろな障害者サービス用資料を提供していることを知らない
　　② 郵送、宅配などのさまざまなサービス方法があることを知らない
　　　→ ただ点字・録音資料を置いても利用はない。
　　　知らない、来られないのが障害者

２　公共図書館の障害者サービスの意味
（１）ノーマライゼーション社会の実現と、バリアフリー、ユニバーサルデザイン
（２）図書館の障害者サービスとは（定義と目的）
　　定義「図書館利用に障害のある人々へのサービス」
　　目的「すべての人にすべての図書館資料、サービスを提供すること」
　　　→ 誰もが使える図書館にすること
（３）定義と目的から分かること
　　① 誰もが使える図書館にするのは誰の仕事か
　　② 「障害は障害者にあるのではなく、図書館のサービスにこそある」

３　公共図書館の障害者サービスの特徴
（１）対象となる利用者（障害者等）が幅広い
　　① 視覚障害者等
　　　（読書バリアフリー法や著作権法第３７条第３項でいう「視覚障害者等」）
　　② その他の障害者
　　③ 施設入所者、入院患者、特別支援学校等
　　④ 病気やケガ等による一時的な障害状態
　　⑤ その他、何らかの理由で利用に障害のある人
（２）扱っている障害者サービス用資料の種類が多い
　　① 点字、音声デイジー、マルチメディアデイジー
　　② 大活字本、拡大写本
　　③ 布の絵本、触る絵本、ユニバーサル絵本
　　④ LLブック、ピクトグラム（絵文字）
　　⑤ 字幕・手話入り映像資料、音声解説付き映像資料
　　⑥ その他
（３）サービスの方法が多彩
　　① 対面朗読
　　② 点字・録音資料の郵送貸出
　　　・図書館相互、図書館と視覚障害者の間の郵送料は無料
　　　・専用郵送箱と宛名カードの利用
　　③ 一般図書資料の郵送貸出
　　④ 職員等による宅配サービス
　　⑤ 施設入所者、入院患者、学校等へのサービス
　　⑥ アクセシブルな電子書籍の配信サービス
（４）障害者サービスの実施率が低く、サービスの質にばらつきがある

４　障害者サービスに対する五つの誤り
（１）障害者への対象別、特別な、福祉的サービスではない
（２）障害者サービスの対象者は障害者だけではない
（３）図書館が「障害者に何ができるのか」ではなく、
　　「サービス・資料がどこまで障害者に寄り添えるのか、使えるのか」
（４）「自館の資料をどのように利用してもらうのか」ではなく、
　　「全国の資料をどのように利用者に案内、提供するのか」
（５）障害者への対応は全職員で行う。
　　ただし、障害者サービス担当者を置かなくては正しいサービスはできない

５　資料の入手方法
（１）購入→購入できるものは僅か
（２）全国的な相互貸借を活用した資料やデータの入手（後で詳述）
　　① 点字・録音資料の図書館相互の郵送料は無料
　　② 点字・デイジーデータの中にはダウンロードできるものがある
（３）全国的な相互貸借を支える
　　二つの障害者サービス用資料データベース、検索サイト
　　① 「サピエ図書館」　点字図書館が製作した資料の情報とそのデータを収録
　　② 国立国会図書館「視覚障害者等用データ送信サービス」
　　　公共図書館・学校図書館・大学図書館・ボランティアグループ等が製作した
　　　資料情報と、そのデータを収録
（４）資料製作


６　サピエ図書館を活用してサービス拡大
　　以下、＊のついたものは会員施設（年４万円）のみができる機能
（１）資料を探す
　　① 検索画面を使って求める資料を探す
　　② 書名、著者名、資料の種類（点字かデイジーか等）、ジャンル等で検索
　　③ 着手情報（現在製作中）が分かる
　　④ 国立国会図書館所蔵情報の一部も分かる
　　⑤ ＊人気のある本、直木賞作品等が分かる
　　⑥ ＊全国録音・点字雑誌一覧を使って雑誌を探す
（２）製作館が分かったら貸出依頼、データの直接ダウンロード
　　① 製作館の連絡先を確認して、メールやファックス等で相互貸借依頼
　　② ＊オンラインリクエストする→製作館にネット上で連絡がいく
　　③ ＊コンテンツデータのあるものは直接ダウンロードして入手
　　　（特にデイジー雑誌はダウンロードがほとんど）
（３）こんなこともできる
　　① 電話で、職員が資料検索画面を見ながら読書案内
　　② 特定ジャンルや作家の資料リストを作成できる→リスト貸し
　　③ 特定分野の目録（捕物帳、推理小説等）をいくつかの媒体で製作して提供
　　④ 希望する雑誌を定期配信（一部の再生機で可能）
　　⑤ 利用者のSDカードに、希望するものを多数複製して提供


　【公共図書館の障害者サービスを学ぶための参考資料】

１　「１からわかる図書館の障害者サービス　誰もが使える図書館を目指して」
　　佐藤聖一　学文社　2015年3月
２　JLA図書館実践シリーズ 37上・38下「図書館利用に障害のある人々へのサービス
　　補訂版」日本図書館協会障害者サービス委員会編
　　2021年11月（印刷版）、2022年6月（アクセシブルな電子書籍版＝EPUB形式）
３　JLA図書館実践シリーズ26「障害者サービスと著作権法第２版」
　　日本図書館協会障害者サービス委員会・著作権委員会共編
　　2021年１月（印刷版）、2021年５月（アクセシブルな電子書籍版＝EPUB形式）

